2005年の論文式試験が終わる8月下旬頃から、2006年合格目標の上級コースがスタートするので、そのタイミングで、上級生でも何でもなかったのですが、2006年合格目標の上級コースを申し込みました。

今回は、集合VTRという、録画されたVTRが、教室に流される形式のコースを選択しました。このコースは、答練を教室で受けることができたので選びました。

合格体験記には、答練が非常に重要だと書かれていました。

そして、いよいよ、臨戦態勢となるはずでしたが、2006年になってから、モチベーションを維持するのが非常に難しくなってきました。気がつくと、やる気がなくなっているのです。先が見えないということが大きな原因だったと思います。答練を受けても、短答式のほうはそれなりの点数が取れるのですが、論文式はなかなかよい点数は取れませんでした。実力者がいっぱいいるのですから当然です。そうすると、負のスパイラルで、いつしか答練を受けなくなっていました。ただ、短答式のほうは、家族に一応ちゃんと勉強しているという証拠を見せる必要があったので、なんとか受けていました。

この時期が、私にとっては、一番つらいときでした。

点数は上がらなくても、モチベーションを上げようと、この当時いろいろな本を読みました。

①    「全盲の弁護士竹下義樹」小林照幸 著 岩波書店

②    「子育て主婦の公認会計士合格記」小長谷敦子 著 中経出版

③    「ヤンキー弁護士になる」金崎浩之 著 講談社

④    「脱会社人 サラリーマンが弁護士を目指した理由」福田直邦・堤博之 共著 早稲田経営出版

その他にも、多数読み、なんとかモチベーションを上げようともがき苦しみました。

そうこうしているうちに、5月になり、短答式試験を受験しました。

結果は、財務会計論150点、監理会計論80点、監査論85点、企業法95点の410点/500点(得点比率82%)で合格できました。(この年の合格得点比率は69%以上)

(写真は、保有個人情報の開示請求によって公認会計士・監査審査会から入手したものです)  

短答式試験終了後、自己採点を実施し、合格を確信したので、すぐさま論文式の勉強に取り掛かりました。

そして、途中の8月の初旬に、前年不合格だった税理士試験の財務諸表論を挟んで、8月下旬に論文式試験を受験しました。

結果は、財務諸表論は合格、論文式はA判定(不合格者中1位〜500位)の不合格でした。自分の弱さが表れた結果でした。ただ、会計学が科目合格だったことがもがき苦しんで得られたもののように思えました。

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